Left Over Shelfはデザイナー、ピート・ヘイン・イークの工場から生まれた端材をもとに作られたシェルフです。

 

サステナブルデザインで知られるピートはスクラップウッドファニチャーという、建築廃材を利用した家具デザインが代表作として知られています。

 

廃材に美を見出し愛してやまない彼は、廃材を極限まで利用しようと努めています。しかしながら、モノの生産には必ずゴミが出てしまいそれを避けることはできません。

 

頑丈な構造を作るため、彼はデザインに合わせて数種の木材を組み合わせています。種類豊富な端材はそのようにして生まれることとなるのです。

 

用途の異なるプライウッドはそれぞれに異なる色みや木目を持ちあわせており、それらの端材が組み合わさったシェルフの模様は、彼がどのように作品を生産しているか、その背景そのものを指し示しています。

 

イスやテーブルがどのように作られ、どのような端材を排出するのか。デザインの裏側に潜む見落としがちな新たな価値、Left Over Shelfはそれに触れるきっかけとなるかもしれません。